大手銀行 big banks 2005 11 25

 大手銀行の決算が絶好調と聞く度に、こう思ってしまう。
いつの間に、大手銀行は、証券会社のようになってしまったのか。
 証券会社は、手数料で稼ぐビジネスモデルの典型だと思います。
しかし、大手銀行が好調な原因を見てみれば、
本業ではなく、手数料で稼いでいると思えるのです。
預金者から見れば、かなり高い手数料で稼ぎ、
さらに、投資信託などを販売して、その手数料で稼いでいる構造が、よくわかります。
 もう銀行は、銀行であることに疲れて、銀行業を止めてしまったのか。
どう見ても、今の銀行のビジネスモデルは、証券会社のビジネスモデルと同じです。
 そうであるならば、一刻も早く、銀行は、手数料の引き下げを始めるべきです。
なぜならば、証券業界は、手数料を引き下げて、顧客サービスの向上を図っているからです。
 それとも、証券業界は、お人好しなのか。
収益の柱である手数料を引き下げて、顧客サービスの向上を図るのは、お人好しなのか。
 いや、そうではありません。
証券業界には、厳しい「競争」があるからこそ、
手数料を下げて、顧客サービスの向上を図ることで、生き残り競争を戦っているのです。
 そもそも、銀行業とは、どういうことか。
もう一度、教科書を読んで、出直すべきだと思います。

































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